アングラスキマ産業。
占い師、保育業、塾講師から個人指導通信教育、老人会擬きのチューターまで、ほぼほぼ未成年と熟年層相手の生業でガチガチに固められている。
いつの間にやら、二十代前半でこんなことになっているのだから、三十代過ぎたら如何なる事になっているのか。
某逃げるふりエキスパートの彼は『好きで三十代になった訳ではない。』
と言っていたのが感慨深く感じられる。
唯でさえ、主題通りのアングラスキマ産業だと言うのに、民営化やら煩雑な事務作業やらで、やってる事は前述の台詞とは真逆の完全な事務屋だ。
民営化などと言う言葉が出る時点で、業務の一部は宮仕えであるのは言うまでもない。
しかし、唯一有難いと言えば全てに於いて事実上の個人営業。
全て私の向上心次第である。
生憎、食事にそこまで拘りも無く、土台がどうしようもない文官肌なので身形に大した拘りも無い。
『自分自身が最高になる必要は無く、最高の代用品を創れば良い。』
と言うポリシーに救われてるのかして、隠居に近い暮らしが妙に落ち着くのだ。
一部の仕事は、大方『シュレディンガーの猫のパラドックスを打ち破って、全力で生きてる猫を引き摺り出す。』って感じの難易度ではあるものの、それに関しては守秘義務に触れない程度で、また次回。